今回は、TypeScriptの基本的な使い方についてお話しします。特に、変数とデータ型について理解を深めていきましょう。TypeScriptは、JavaScriptを基にしたプログラミング言語で、型を持つことが大きな特徴です。では、さっそく見ていきましょう!
まず、変数とはデータを保存するための箱のようなものです。つまり、プログラムの中でデータを扱いやすくするために使います。TypeScriptでは、いくつかの方法で変数を宣言できます。
TypeScriptでは、主に以下の3つのキーワードを使って変数を宣言します:
letを使うと、後から値を変更できる変数を作成します。例えば、次のように書きます。
let age = 20;
age = 21; // 再代入可能
constを使うと、一度値を設定するとその後変更することができない変数を作ります。以下のように使います。
const name = "太郎";
// name = "次郎"; // これはエラーになります
varも使用できますが、現在はletやconstの方が一般的です。varは、スコープ(有効範囲)が広いため、意図しない挙動を引き起こすことがあります。ですので、なるべくletやconstを使いましょう。
データ型は、変数がどのような種類のデータを持っているかを示します。TypeScriptには、以下のような基本のデータ型があります。
数値を扱うための型です。整数や小数も含まれます。次の例を見てみましょう。
let height: number = 170;
文字や文字の集まりを扱う型です。ダブルクォーテーションまたはシングルクォーテーションで囲みます。
let greeting: string = "こんにちは!";
trueまたはfalseの2つの値を取る型です。条件分岐などに使います。
let isActive: boolean = true;
今回は、TypeScriptの変数とデータ型について紹介しました。変数はデータを保存するためのもので、いくつかの方法で宣言できます。そして、データ型はそのデータがどんな種類かを教えてくれます。