今回は、MySQLとデータベースの基本的な知識について解説します。
データベースは、たくさんの情報を体系的に整理して、後で簡単に取り出せるようにしたものです。例えば、学校の生徒名簿や、スマホの連絡先リストもデータベースの一種です。
データベースにはいろいろな種類があります。大きく分けると、リレーショナルデータベースと非リレーショナルデータベースの2つに分けられます。今回は、リレーショナルデータベースの中でも特に有名なMySQLについて詳しく見ていきます。
MySQL(マイ・エス・キュー・エル)は、オープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。オープンソースというのは、無料で使ったり改良したりできるという意味です。
リレーショナルデータベースは、大量の情報を表形式で管理するシステムです。例えば、以下のように生徒の名前や年齢を表にして保存することができます。
CREATE TABLE students (
id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
name VARCHAR(100),
age INT
);
この表(テーブル)にたくさんの生徒の情報を保存できます。そして、SQL(エス・キュー・エル)という言語を使って、この情報を簡単に検索したり、更新したりすることができます。
MySQLはオープンソースのため、無料で使うことができます。これが多くの人に利用されている理由の一つです。
MySQLは高速で、信頼性の高いデータベースシステムとして知られています。多くの大手企業やウェブサイトでも使用されています。
MySQLは大きなデータを扱うことができるため、大規模なウェブサイトやアプリケーションにも利用されています。
ここでは、MySQLの基本的な操作をいくつか紹介します。
まず、データベースを作成します。以下のSQL文で新しいデータベースを作成できます。
CREATE DATABASE school;
データベースの中にテーブルを作成します。例えば、生徒情報を保存するためのテーブルを作成してみましょう。
USE school;
CREATE TABLE students (
id INT AUTO_INCREMENT PRIMARY KEY,
name VARCHAR(100),
age INT
);
作成したテーブルにデータを挿入します。
INSERT INTO students (name, age) VALUES ('Taro', 15);
INSERT INTO students (name, age) VALUES ('Hanako', 16);
テーブルに保存されたデータを検索することも簡単です。
SELECT * FROM students;
これで、テーブルに保存されているすべての生徒情報を表示することができます。
今回は、データベースの基礎知識とMySQLについて簡単に説明しました。MySQLは、学びやすくて機能が豊富なリレーショナルデータベース管理システムです。