この記事では、Go言語(Golang)を使ったWebアプリケーションの基本を紹介します。特に、Ginフレームワークを使った開発方法に焦点を当てます。Ginはシンプルで使いやすく、初学者にとっても扱いやすいフレームワークです。
Go言語は、Googleによって開発されたプログラミング言語です。シンプルで効率的な言語設計が特徴で、特にサーバーサイドアプリケーションの開発に向いています。簡潔な文法、優れたパフォーマンス、そして多くのライブラリが揃っているため、Web開発にピッタリです。
Ginは非常に軽量なフレームワークです。必要な機能だけを選んで使うことができるため、アプリケーションが軽く、動きも速いです。
HTTPリクエストを簡単にルーティング(振り分け)できるのもGinの大きな魅力です。URLに応じて適切な処理を行うことができます。
Ginでは、ミドルウェアを簡単に追加できます。ミドルウェアを使うことで、ログ記録や認証などの機能をアプリケーションに付け加えることができます。
まず、Go言語をインストールしましょう。公式サイトから最新のGoをダウンロードし、インストールしてください。インストール後、ターミナルで以下のコマンドを入力して正しくインストールされたか確認できます。
go version
次に、Ginをインストールします。ターミナルで下記のコマンドを実行してください。
go get -u github.com/gin-gonic/gin
それでは、簡単なWebアプリを作成してみましょう。以下のコードを新しいGoファイル(例:main.go)に書いてください。
package main
import (
"github.com/gin-gonic/gin"
)
func main() {
r := gin.Default()
r.GET("/", func(c *gin.Context) {
c.JSON(200, gin.H{"message": "Hello, world!"})
})
r.Run() // デフォルトのポートは8080
}
コードを書いたら、ターミナルで以下のコマンドを実行してアプリをスタートさせましょう。
go run main.go
ブラウザを開いて http://localhost:8080 にアクセスすると、「Hello, world!」というメッセージが表示されるはずです。