今回は、Go言語を使って基本的なHTTPサーバーを構築する方法を紹介します。

Go言語のインストール

まずは、Go言語をインストールしましょう。公式サイトから最新のGo言語をダウンロードして、インストールガイドに従ってください。

HTTPサーバーの基本構造

Go言語では、net/httpパッケージを利用して簡単にHTTPサーバーを構築できます。このパッケージは、HTTPリクエストの処理やレスポンスの送信をサポートしています。

サーバーのコード例

以下は、最もシンプルなHTTPサーバーのコード例です。これを使って動作を確認してみましょう。

package main

import (
    "fmt"
    "net/http"
)

func handler(w http.ResponseWriter, r *http.Request) {
    fmt.Fprintf(w, "Hello, World!")
}

func main() {
    http.HandleFunc("/", handler)
    http.ListenAndServe(":8080", nil)
}

コードの解説

このコードを詳しく見ていきましょう。

パッケージのインポート

最初に、必要なパッケージをインポートしています。ここでは、標準で提供されている"fmt"と"net/http"を使用しています。

ハンドラー関数

ハンドラー関数は、クライアントからのリクエストを処理する役割を持っています。この例では、"Hello, World!"というメッセージを返しています。

サーバーの起動

main関数では、http.HandleFuncを使ってルートパス（"/"）にハンドラー関数を登録しています。その後、http.ListenAndServeでポート8080でサーバーを起動します。

サーバーの実行

このコードをファイル（例：server.go）に保存したら、ターミナルで次のコマンドを実行してサーバーを起動します。

go run server.go

ブラウザで http://localhost:8080 を開くと、「Hello, World!」と表示されます。