Go言語は、シンプルで効率的なプログラミングを実現するために設計されています。その中でも、標準ライブラリは多くの便利な関数やパッケージを提供しており、初学者でも簡単に活用できます。この記事では、Go言語の標準ライブラリの中から特に役立つものを紹介します。
標準ライブラリとは、Go言語に最初から含まれている豊富な機能のセットのことです。このライブラリを使うことで、外部のパッケージを追加することなく、様々な処理を行うことができます。例えば、文字列の操作やファイル操作、ネットワーク通信などが含まれています。
fmtパッケージは、フォーマットされた入出力を行うための基本的なツールです。画面に文字を表示したり、変数の内容を見やすく出力するのに使います。たとえば、以下のように書くことができます。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("こんにちは、Go言語!")
}
mathパッケージは、数学的な計算を行うための関数が揃っています。平方根や三角関数などを簡単に使えるので、計算が必要な場面で活躍します。例えば、次のように使えます。
package main
import (
"fmt"
"math"
)
func main() {
num := 16.0
sqrt := math.Sqrt(num)
fmt.Println("平方根:", sqrt)
}
stringsパッケージは、文字列に関する操作をサポートしています。文字列の結合や分割、検索など、さまざまな便利な関数があります。以下の例では、文字列を分割しています。
package main
import (
"fmt"
"strings"
)
func main() {
str := "Goは楽しい言語です"
words := strings.Split(str, " ")
fmt.Println("単語:", words)
}