本記事では、Dockerで環境変数の設定方法を解説します。
まずは、環境変数について簡単に説明します。環境変数とは、プログラムの実行環境を設定するための情報です。例えば、データベースの接続情報やAPIキーなどを環境変数として設定します。
では、Dockerで環境変数を設定する方法を見ていきましょう! 主に以下の3つの方法があります。
Dockerfileに環境変数を設定する方法です。以下のように、ENV
キーワードを使用して設定します。
FROM ubuntu:latest
ENV MY_VAR=my_value
これで、コンテナ内でMY_VAR
という環境変数にmy_value
が設定されます。
docker run
コマンドで設定コンテナを起動する際にdocker run
コマンドを使って、直接環境変数を設定する方法です。以下のように-e
オプションを使います。
docker run -e MY_VAR=my_value my_image
これで、MY_VAR
という環境変数がmy_value
で設定されます。
.env
ファイルを使って設定複数の環境変数をまとめて設定したい場合は、.env
ファイルを使うと便利です。まず、プロジェクトディレクトリに.env
ファイルを作成します。
MY_VAR1=my_value1
MY_VAR2=my_value2
そして、docker run
コマンドで--env-file
オプションを指定します。
docker run --env-file .env my_image
これで、.env
ファイルに記載されている環境変数がコンテナ内で設定されます。
いかがでしたか? Dockerで環境変数を設定する方法を学ぶと、アプリケーションの設定がもっと楽になります。今回紹介した3つの方法を使い分けて、効率よくコンテナ環境を整えていきましょう。