今回は、Docker Composeの使い方を解説します。Docker Composeを使うと、複数のコンテナを簡単に管理できます。
Docker Composeは、複数のDockerコンテナを簡単に設定して管理するツールです。例えば、ウェブアプリを開発するときに、Webサーバー、データベース、キャッシュなど複数のコンテナが必要になります。Docker Composeを使うと、一つの設定ファイルでそれらをまとめて管理できます。
Docker Composeは、YAMLという形式のファイルを使います。例えば、docker-compose.yml
というファイルに設定を書きます。このファイルに、どのコンテナを使うかやネットワーク設定などを書いていきます。
では、実際にDocker Composeを使ってみましょう。まず、簡単なdocker-compose.yml
ファイルを作成します。以下は、Webサーバーとデータベースを立ち上げるサンプルです。
version: '3'
services:
web:
image: nginx
ports:
- "80:80"
db:
image: mysql
environment:
MYSQL_ROOT_PASSWORD: example
Docker Composeのバージョンを指定します。通常、最新版の'3'
を使えば問題ありません。
ここに立ち上げるコンテナを定義します。上の例ではweb
とdb
の2つのサービスを定義しています。
使いたいDockerイメージを指定します。web
にはnginx
というWebサーバーのイメージ、db
にはmysql
というデータベースのイメージを使います。
Webサーバー用にポートを指定します。"80:80"
と書くと、ホストの80番ポートがコンテナの80番ポートに繋がります。
コンテナ内の環境変数を設定します。MYSQL_ROOT_PASSWORD
は、MySQLのrootユーザーのパスワードです。
設定ファイルができたら、実際にDocker Composeを使ってみましょう。以下のコマンドを使います。
このコマンドを使うと、設定ファイルに基づいてコンテナが起動します。
docker-compose up
コンテナを停止して削除したいときは、このコマンドを使います。
docker-compose down
いかがでしたか?Docker Composeを使えば、複数のコンテナを簡単に管理できます。設定ファイルを作成して、コマンドを実行するだけで複数のサービスを簡単に立ち上げられます。