今回は、AWS Lambdaという便利なサービスを使って、イベントが起きたときに自動的に動くアプリケーションの作り方について説明します。
AWS Lambdaは、サーバーを管理することなく、コードを実行できるサービスです。これを使うと、イベントが発生したときに自動で処理を行うことができます。例えば、ユーザーがファイルをアップロードした時や、時間が来た時に何かを処理することができます。
トリガーとは、特定のイベントが発生したときにLambda関数を呼び出す仕組みのことを指します。例えば、S3バケットにファイルが追加されたとき、DynamoDBにデータが追加されたときなどさまざまなイベントをトリガーとして設定できます。
まずは、AWSのアカウントを作成し、マネジメントコンソールにログインします。これが最初のステップです。
コンソールの「サービス」から「Lambda」を選びます。そして「関数の作成」ボタンをクリックして、新しいLambda関数を作成します。関数の名前やランタイムを選ぶ画面が出てくるので、自分の好きな設定を選びましょう。
関数が作成できたら、次はトリガーを追加します。関数の詳細ページで「トリガーの追加」ボタンをクリックします。ここでは、S3やDynamoDBなどからトリガーを選べます。
例えば、S3のバケットをトリガーに選んだ場合、どのバケットを選ぶかや、どんなイベント(例えばファイルのアップロード)をトリガーにするかを設定します。設定が終わったら「追加」ボタンをクリックしてください。
最後に、簡単なLambda関数のコードをお見せします。以下のコードは、S3にファイルがアップロードされたときに、それについての情報をログに出力します。
import json
def lambda_handler(event, context):
# イベントの情報をログに表示
print("Received event: " + json.dumps(event, indent=2))
return {
'statusCode': 200,
'body': json.dumps('Hello from Lambda!')
}