今回は、「AWS Lambda」について説明します。AWS Lambdaはサーバーレスコンピューティングと呼ばれていて、プログラムを書く人にとって便利なツールです。
AWS Lambdaは、Amazon Web Services(AWS)が提供するサーバーレスコンピューティングサービスです。つまり、プログラムを実行するためのサーバーを自分で管理しなくても、AWSが自動でやってくれます。
「サーバーレス」って聞くと「サーバーが無いの?」と疑問に思うかもしれませんが、そうではありません。サーバーはちゃんとあります。ただ、それを意識しなくてもプログラムを動かせる仕組みを「サーバーレス」と呼んでいます。
AWS Lambdaを使うと、以下のようなことが簡単にできます。
例えば、ある時間が来たら自動で情報を取得して処理する、といったことができます。これにより、手作業の手間を省くことができます。
例えば、あるファイルがアップロードされたら自動で処理を実行する、といったことができます。イベントが発生するたびに自動で動くので、とても便利です。
AWS LambdaでPythonの簡単なコードを書いてみましょう。以下のコードは、「イベントが発生したらHello, World!と表示する」ものです。
import json
def lambda_handler(event, context):
return {
'statusCode': 200,
'body': json.dumps('Hello, World!')
}
このコードをAWS Lambdaにアップロードすると、設定したイベントが発生した時にこのプログラムが自動で実行され、「Hello, World!」と表示されます。
AWS Lambdaを使うための基本的な流れを説明します。
まず、AWS Management Consoleにログインし、Lambdaのサービスを選びます。そして、新しいLambda関数を作成します。
次に、動かしたいプログラムを書いて、それをLambdaにアップロードします。PythonやNode.jsなど、多くのプログラミング言語が使えますよ。
最後に、このLambda関数がどのタイミングで動くかを設定します。例えば、あるファイルがS3にアップロードされた時や、特定の時間に動くように設定できます。